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伝統的な梁を見せながら、モダンテイストな空間に仕上げました。

今回は、日本家屋にモダニズムを融合させたフルリノベーションの事例をご紹介します。

■リノベ前は天井裏に隠れていた梁

リノベーションをする前、梁は天井に隠れて見えない状態でした。

僕から最初にご提案したプランでも、梁を見せることは考えていなかったんです。

ところが、その後、お客様から「勾配天井にしたい」というご希望をいただきました。

そこで、僕からお客様に「勾配天井にすると梁が見えますけど、いいですか？」と確認した上で、天井裏（小屋裏）を調査。すると、こんなに堂々とした梁が入っていたんです！

■この梁なら、見せていいんじゃないですか？

築年数が経っている農家の建物なので、いい部材が使われていることは想像できました。

それでも、実際に見てみると、相当に立派な梁でした。

お客様も僕も「これなら見せていいんじゃないですか？」という話になって、梁を表したプランに変更したんです。

梁には塗装を施して、大正モダンをテーマにした家全体のテイストに合わせました。

（バルハウス代表・2級建築士 宮下和晃）

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